首相、動画は「賛否両論」　布マスクの意義重ねて強調

　安倍晋三首相は１７日の記者会見で、ツイッターに投稿した自宅でくつろぐ自身の動画に関し「さまざまな批判があったことは受け止めている」とする一方、「賛否両論あった」と述べ、賛同意見もあるとの認識を示した。若者に外出自粛を訴える工夫の一つと説明した。首相は１２日にシンガー・ソングライターの星野源さんの楽曲に合わせた動画を投稿した。

　首相は「アベノマスク」と揶揄（やゆ）された全世帯に２枚ずつ配る布マスクの意義も重ねて強調した。批判を受けた首相の一連の対応をただした朝日新聞記者に「御社のネット（通販）でも布マスクを３３００円で販売していたと承知している。需要も十分ある」と反論。学校の一斉休校要請について「判断として正しかった。あの後、多くの国々で行っていることからも明らかだ」と訴えた。