コロナ対策、連携確認 G20保健相会合で声明





新型コロナウイルスの電子顕微鏡画像(米国立アレルギー・感染症研究所提供)

 先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)保健相会合のテレビ会議が20日、終了し、議長国のサウジアラビアは、世界各国で感染者が確認されている新型コロナウイルスの封じ込めに向けて連携を確認する各国の保健相声明を発表した。日本からは加藤勝信厚生労働相が参加した。

 声明では、コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、各国の「保健システムの脆弱(ぜいじゃく)性が浮き彫りになった」と指摘し、情報共有によって世界の保健システムを改善することが必要だと強調。医療や経済が不十分な途上国での感染拡大に対するリスクにも関心を示した。感染予防策や治療薬について議論し、各国の取り組み状況や課題について情報を共有した。

 コロナ対策以外では、全ての人が適切に医療を受けられる「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」についても意見交換した。

 保健相会合は2017年にドイツで初めて開催。昨年には岡山市で開かれた。(共同)



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