菅義偉官房長官は20日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染症対策として妊婦向けに配布している布製マスクに汚れの付着や包装の袋に虫が混入しているなど約1900枚の不良品が見つかったことについて、今後、同様の問題が発生しないよう、厚生労働省を通じ、原因究明を進める考えを示した。
菅氏は「不都合が生じたマスクがいずれの社の製品か、どこの工場で作られたかなどは、厚生労働省で詳細を調査中だ」とも語った。
一方、全世帯に配られる布製マスク2枚に関しては「当初からこうした事案が発生しないよう、メーカーから納品された商品を確認したうえで配布している。同様の事例が生じないよう細心の注意を払っていきたい」と説明した。