菅義偉(すが・よしひで)官房長官は22日の記者会見で、乗組員34人が新型コロナウイルスに感染し、長崎市に停泊中のイタリア籍のクルーズ船「コスタアトランチカ」について、重症以外の感染者は船内に滞在させる考えを示した。「重症の方を除いて感染拡大防止を徹底しつつ、船内に引き続き滞在していただく」と述べた。
菅氏は「引き続き長崎県や(船内で集団感染が発生したクルーズ船の)『ダイヤモンドプリンセス』の対応にも関与した専門家らと連携し、当時の経験を生かした拡大防止に適切に対応する」とも語った。
同船に乗船しているのは乗組員623人で、乗客はいないという。