23日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反発した。22日の欧米株高が支えとなり、買い注文が入って一時200円超上昇した。ただ新型コロナウイルスの国内感染の広がりには懸念が根強く、上げ幅を縮める場面もあった。
午前終値は前日終値比128円00銭高の1万9265円95銭。東証株価指数(TOPIX)は7・40ポイント高の1414・30。
今週のニューヨーク原油先物相場は米国産標準油種(WTI)が一時マイナス圏まで急落したが、22日は下げに一服感がみられ、投資家の不安がひとまず和らいだ。
一方、日本では緊急事態宣言発令後も新型コロナの感染確認が相次ぎ「経済活動の再開がなかなか見通せない状況だ」(大手証券)と警戒された。鉄道会社の一角などに売りがみられた。