24日午後2時5分ごろ、神奈川県逗子市小坪で、海岸沿いの崖が崩れているのを逗子署や消防が確認し、土砂の中から男性の遺体を見つけた。県は、亡くなったのは同市小坪の春日豊彦さん(74)と発表。遺族らの意向にかかわらず、災害の死者や安否不明者の氏名を原則公表すると3月に決定後、初の公表となる。
県や署によると、春日さんは1人暮らし。逗子市では18日に雨が降ったが、土砂崩れの発生時期や原因は不明。現場付近の防犯カメラの画像などから、20日ごろに土砂崩れに巻き込まれた可能性がある。家族が23日、行方不明届を署に出していた。
県は3月末に地域防災計画を改正し、災害時の死者らの氏名や年齢、居住する市町村を公表するとした。