【北京春秋】北京の新たな日常風景

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北京市中心部のショッピングモールの入り口で行われている体温測定=2日(三塚聖平撮影)

北京市中心部のショッピングモールの入り口で行われている体温測定=2日(三塚聖平撮影)

 新型コロナウイルス流行後、北京の新たな日常風景となったのが体温測定だ。オフィス、自宅マンション、コンビニ、居酒屋、スターバックス、公園・墓地入り口…。体温測定を受けた場所の数々だ。

 一般的に「37・3度」を超えると問題ありと判断され、入場を断られるといった対応を受けるという。最初に聞いたときは「37・3度なんて割と出るのでは」とおののいた。自宅マンションの一角にはいつの間にか「発熱者観察スペース」が設けられていて、測定前には「大丈夫だとは思うが…」と一瞬不安になる。

 幾度となく体温測定を受けたが33度台の表示が出たときは仰天した。「北京の冬は寒いから」と係員に言われ、健康診断ではないので低い分には問題ないとのことだった。気温、体温計、自分のいずれのせいなのか、分からずじまいだ。

 日常的に足を運ぶある場所では、体温計の調子が悪いのか度々エラー表示が出ている。係員は素知らぬ顔で中に通すが、その様子を見て「ここの防疫措置は大丈夫か」と心配になる。

 基本的に皆、素直に体温測定を受けている。地下鉄駅でも型通りとはいえ安全検査がある土地柄で、検査に抵抗感が少ないように見える。安全検査と同じように、中国の日常風景として体温測定が残ることがないよう願う。(三塚聖平)

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