元慰安婦の賠償訴訟初弁論 韓国裁判所、日本は欠席


 元慰安婦の韓国人女性12人(故人含む)が日本政府を相手に1人当たり1億ウォン(約870万円)の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が24日、ソウル中央地裁で開かれた。日本政府は訴えを却下するのが相当との立場を取っており、欠席した。

 原告側弁護士は早期に判決を出すべきだと主張しているが、地裁は追加の証拠提出を求め、当面は審理が続く見通し。韓国では別の元慰安婦らによる同種訴訟が昨年11月から審理されており、審理が始まったのはこれで2件目。

 1件目の訴訟は元徴用工の訴訟などに関わる「民主社会のための弁護士会」(民弁)が支援しており、今回の訴訟は民弁に所属していない弁護士が担当している。(共同)



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