ロサンゼルスで希望者全員にウイルス検査 米主要都市で初

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人気の少ないロサンゼルス、ダウンタウンのようす(2020年4月15日撮影)

人気の少ないロサンゼルス、ダウンタウンのようす(2020年4月15日撮影)

 米ロサンゼルス市のガーセッティ市長は29日、米国内の主要都市では初めて、希望する全ての住民に無償で新型コロナウイルスの検査を実施すると発表した。感染状況をより正確に把握し、外出禁止措置の緩和を判断する上で参考にする狙い。

 これまで検査対象は熱やせき、息切れなどの症状がある人や、介護施設の職員ら特定の職業に従事する人に限られていた。今後、同市を含むロサンゼルス郡の住民は無症状でもウイルス検査を受けられるようになる。

 米メディアによると、同郡では現在、1日1万8千人の検査が可能。これまでに計約14万人が検査を受けた。

 同郡保健当局によると28日現在、同郡の感染者は2万2485人、死者は1056人。同郡と南カリフォルニア大が実施した抗体検査では、感染した人の割合が推計で成人の2・8~5・6%に上るとの結果が示されている。(共同)

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