米アマゾン・コムと米アップルが4月30日発表した2020年1~3月期決算は、両社とも売上高が増えた。新型コロナウイルスの感染拡大による外出制限で経済活動が停滞する中、巣ごもり消費が米IT大手の業績を支えた。
売上高は、アマゾンが前年同期比26%増の754億5200万ドル(約8兆円)。インターネット通販の利用が一段と進んだ。アップルは1%増の583億1300万ドル。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の落ち込みを、サービス部門などが補った。
一方で、両社とも純利益は振るわなかった。アマゾンは人員増や配送に伴うコストがかさみ、29%減の25億3500万ドル。アップルは3%減の112億4900万ドルにとどまった。(共同)