【北京=三塚聖平】マツダが1日発表した中国市場での4月の新車販売台数は、前年同月比1・0%増の1万7091台だった。新型コロナウイルス蔓延(まんえん)による影響を受けて販売が大幅に落ち込んでいたが、昨年12月以来4カ月ぶりにプラスに転じた。
新型コロナ直撃により中国の自動車市場は1月下旬から2月にかけて急激に悪化しており、マツダは2月に79・0%減の悪化を記録していた。同社によると販売網が復旧しており、需要の回復も受けて販売増につながったとみられる。
ただ、各国での感染拡大により世界経済が悪化し、中国経済の先行きも懸念されている。今後、中国自動車市場が本格的に回復に向かうかどうか、今後の動向が注視される。
他の日系大手のトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車も今後、4月の販売台数を順次発表する。