米西部カリフォルニア州のニューソム知事は4日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い3月中旬から続く外出禁止措置を週内に一部緩和すると発表した。書籍や衣料品、スポーツ用品などの販売店は8日以降、店頭で商品を受け渡す形での営業が可能となる。米国最大の人口4千万人を抱える同州の経済活動再開に向け、一つの節目となる。
州当局は、入院患者や集中治療室(ICU)で処置を受ける感染者の数が横ばいとなり、安定して推移していると指摘。ニューソム氏は「(営業再開は)とても前向きなサインだ。その理由はただ一つ、データが示しているからだ」と述べた。
商品の製造や供給に関連する業務も可能となる。州当局は営業再開に向けたガイドラインを7日に提示する。ショッピングモールやレストランの店内営業、オフィス勤務などは今回の緩和措置には含まれない。(共同)