前堺市長政治資金問題 元出納責任者を再証人尋問へ


 堺市の竹山修身(おさみ)前市長(69)の関連政治団体の政治資金収支報告書に多額の記載漏れがあった問題で、同市議会の調査特別委員会(百条委員会)は7日、2月に証人尋問した竹山氏の選挙運動費用収支報告書の元出納責任者の男性を再び証人尋問することなどを決めた。

 百条委によると、4月13日付で、竹山氏側から調査について「(竹山氏の)選挙運動や政治活動の実態を明らかにしようとする意図が顕著で、権限を逸脱している。速やかな終結を強く望みたい」とする意見書が議長に提出されたという。

 竹山氏側は、2月の男性の証人尋問を受けて平成29年市長選の選挙運動費用収支報告書を修正し、市選挙管理委員会に提出したことを挙げ、「適正に受理され、百条委の役割は十分に発揮された」と主張。これに対し百条委は、男性と竹山氏の証言に食い違いがあり、訂正された報告書の確認などが必要として、調査継続を決めた。



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