政府が新型コロナウイルスの影響で収入が半減した中堅・中小企業に、最大200万円を手当てする「持続化給付金」の支給が8日、始まった。経済産業省は今月1日から申請を受け付けており、事業や業務を断念する企業が増えないよう、当面の資金繰りを支える。申請はこれまで40万件を超えており、迅速な支給が課題となる。
今年1月以降のいずれかの月収が前年同月から半分以上減ったケースが対象で、給付金はフリーランスを含む個人事業主には最大100万円を支給する。インターネットによる電子申請手続きを活用し、速やかに資金提供することを目指す。製造業や飲食業、小売業をはじめ作家、俳優業など幅広い業種での利用を想定する。
今年創業した企業は対象外となる。経産省は主に小規模事業者を対象にした補助金「持続化補助金」の活用を呼び掛けている。