支え合いに誇りと英女王 コロナ苦境下の終戦75年





英ロンドン郊外のウィンザー城から国民向けに演説する英女王。8日に動画が公開された(英王室提供、ロイター)

 欧州での第二次大戦の終結から75年を迎えた8日、英国のエリザベス女王(94)は国民に向けた演説の動画を公開した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う苦境下で記念日を祝えないのは「つらい」とする一方、人々が互いに支え合う姿を「誇り」に思うと強調した。

 英国では全国で厳しい外出規制が敷かれ、国民はそれぞれ自宅などから犠牲者を追悼した。

 女王は演説で「(規制下でも)街は決してがらんどうではなく、皆さんの慈愛や思いやりで満ちあふれている」と強調。「私たちの国が今もなお、当時の勇敢な兵士らに称賛されるような国であり続けることを誇りに思う」と述べた。

 女王の演説は自主隔離先で事前に収録された。

(共同)



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