山梨県警は9日、自宅で50代の妻を包丁で刺したとして、殺人未遂の疑いで会社員、原田光基容疑者(55)=同県都留市下谷=を逮捕した。妻は3月下旬に夫婦間のトラブルを県警に相談していた。
逮捕容疑は7日午前4時40分ごろ、自宅で妻の胸を包丁で刺し、2週間のけがを負わせた疑い。「脅すつもりだった」と容疑を否認している。
県警によると、相談過程で過去に暴力被害があったと分かり、県警は別居や弁護士の立ち会いを勧め、迅速な対応ができるよう電話番号を登録する対応も取った。4月下旬に状況を確認した際は女性から「トラブルはない」との返答があった。
事件直後に妻が110番。原田容疑者は7日からけがで入院しており、退院を待って逮捕した。