加藤登紀子、動画で歌う コロナに苦しむ人を思い新曲発信

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「この手に抱きしめたい」を歌う加藤登紀子(YouTubeから)さん

「この手に抱きしめたい」を歌う加藤登紀子(YouTubeから)さん

 加藤登紀子(76)は、来し方を振り返り未来に希望を託した新曲「未来への詩」を2月に吹き込んだ。自ら作詞作曲し歌手生活55周年の今年にふさわしいこの歌は4月22日に発売されたが、新型コロナウイルスの感染拡大で「作曲したときと事態は変わっていた」。そこで加藤は、この状況への思いをつづった歌「この手に抱きしめたい」を急いで作り、生ギターをつま弾いて歌う動画をインターネットで発信。自宅で「巣ごもり」中の加藤が、この歌への思いなどを語った。(聞き手 石井健)

この手に抱きしめたい

 「家にいよう」と伝えたくて、4月5日からインターネットの動画投稿サービス、YouTubeで「Tokikoの巣ごもり日記」と題して動画の発信を始めました。

 最初はね、暗い気持ちにならないようにと料理などを発信していたんですが、ある打ち合わせをした際、医師で作家の鎌田實さん(71)に「登紀子さん、やっぱり歌だよ。動画で歌ってくださいよ」って言われました。

 東日本大震災のときは真っ先に「歌しかない」と思い、「今どこにいますか」という歌を作って被災地に赴き、“そこ”へ行って歌うことの大切さを痛感しました。

 今回つらいのは、出向くわけにいかないのです。苦しみ、悲しんでいる人をこの手で抱きしめることができない。でも、鎌田さんに「だけど、やっぱり、登紀子さん、歌だよ」って言われて。思いがあふれて、その夜に「この手に抱きしめたい」という歌ができ、14日に動画で発表しました。

 経験したことのない「命を見つめる日々」を過ごしています。生きることを愛し続けたい、という気持ちからこの歌を作りました。「この手に抱きしめたい」を発信したとき、「私にできることは、歌しかない」と改めて強く思いました。

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