14日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに上昇し、前日比377・37ドル高の2万3625・34ドルで取引を終えた。新型コロナウイルスの感染拡大で停滞した米経済活動の再開への期待感から引けにかけて買いが強まった。
米中西部ウィスコンシン州の最高裁が、新型コロナに伴う外出制限・営業規制措置を違法とする判断を示したことも材料視された。ハイテク株主体のナスダック総合指数は80・55ポイント高の8943・72。
この日は、朝方発表された米国の新規失業保険申請件数が市場予想より多かったことが嫌気され、売りが先行。ダウ平均の下げ幅は一時、450ドルを超える場面もあった。
銘柄別では、金融・旅行のアメリカン・エキスプレスや、通信機器のシスコシステムズの上昇が目立った。(共同)