韓国・ソウルのクラブ訪問客を中心とした新型コロナウイルスの集団感染が拡大を続けている。韓国政府は16日までに160人以上の感染を確認。訪問客と接触した親族などへの2次感染だけでなく、直接の接触がない3次・4次感染も発生した。
政府は現状で爆発的な拡散には至っていないとみているが、外出が増える今週末の再拡大を警戒している。韓国では、1日深夜から2日未明にかけて複数のクラブをめぐった20代の男性が6日に感染確認されたのを発端に集団感染が判明。最近では訪問客よりも接触者らの感染確認が増加している。
西部仁川では、クラブを訪れた塾講師を中心に少なくとも15人が感染。講師は当初、行政側に「無職」と嘘をついており、接触者の把握が遅れたことが感染拡大につながったとみられる。(共同)