DV被害女性の住所漏らす 埼玉・川口市、担当職員を懲戒処分


 埼玉県川口市は18日、同市消防局に勤める夫からドメスティックバイオレンス(DV)を受けて市外に転居した女性の住所などの情報を誤って夫へ流出させたとして、職員課の男性主任(38)を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 市によると、部署間での連絡漏れがあり、消防局消防総務課で保管されるべき書類が、誤送付によって夫のもとへ流出していた。市は慰謝料などとして100万円を支払うことで女性と和解した。

 奥ノ木信夫市長は「被害者はもとより市民の信頼を損なう事態となったことを深くおわびする。再発防止と個人情報の保護に取り組む」との談話を発表した。



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