長崎「原爆の日」の祝日に異論 自民、五輪特措法了承せず

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自民党・岸田文雄政調会長(春名中撮影)

自民党・岸田文雄政調会長(春名中撮影)

 自民党は19日の政調審議会で、来夏に延期された東京五輪に合わせて祝日を移動する五輪特別措置法改正案の了承を見送った。来年に限り8月11日の「山の日」を閉会式翌日の同月9日とする部分について、長崎原爆の日に重なるとして異論が上がった。

 祝日の移動は、五輪開会式、閉会式前後の混雑回避や警備円滑化が狙い。政審では8月9日について「平和への祈りをささげる原爆の日に、レジャーの祝日を設定するのは慎重にすべきだ」との意見が出た。

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