図書館、そろり貸し出し再開 館内での読書は禁止 埼玉

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ビニールシート越しに本の貸し出しを行う職員(左)=19日午前、久喜市の県立久喜図書館(竹之内秀介撮影)
ビニールシート越しに本の貸し出しを行う職員(左)=19日午前、久喜市の県立久喜図書館(竹之内秀介撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で休館していた埼玉県の県立熊谷図書館(熊谷市)と県立久喜図書館(久喜市)が19日、一部の業務を再開した。館内での読書や勉強は認められず、事前に予約した図書を特別貸し出し窓口で受け取るという制限付きの運営だ。それでも、開館直後から多くの利用者が足を運び、「新たな日常」の一歩を踏み出した。

 久喜図書館では、ロビーの一部のみを開放し、マスクを着用した職員が飛沫(ひまつ)を避けるビニールシート越しに本を手渡した。

 16日に予約の受け付けを始めたところ、19日朝までに627冊の申請があったという。久喜図書館は児童書や医学書を中心に約58万冊を収蔵しており、この日は子供のために絵本を借りに来る親の姿が目立った。

 久喜市の主婦、大島友美さん(30)は、長男(2)のための絵本10冊を受け取り「一般の書店が閉まっているので、本を読ませるには図書館に頼るしかなかった。再開は本当にありがたい」。学習漫画を借りた同市の小学6年の女子児童(11)は「休校が延長されたので、この機会にたくさんの本を読破したい」と声を弾ませた。

 外出自粛に伴う「巣ごもり」生活の定着を背景に、図書館に期待を寄せる利用者は多いという。

 久喜図書館の司書、小西美穂さん(59)は「休館期間中に『本を借りたい』『研究に必要な資料を読みたい』という切実な声を複数いただいた」と振り返り、「完全な形ではないが、ようやく再開にこぎつけた。コロナ禍の中でも、読書を通じて希望を見いだしてもらえれば」と話した。

 県教育委員会によると、県による外出自粛要請などの解除や緩和が決まり次第、館内での読書などを認めるかどうかを判断するという。

(竹之内秀介)

■百貨店も自粛措置緩和

 百貨店でも営業の自粛措置を緩和する動きが徐々に広がり始めた。

 営業を食品売り場などに限っていた大宮タカシマヤ(さいたま市大宮区)は18日から、婦人服や寝具、眼鏡などの生活必需品売り場で午前10時~午後5時の時間短縮営業を始めた。

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