ケシシュ監督訴追せず フランス当局「性的暴行容疑、明白でない」


 フランスの捜査当局は19日、2018年に女優から性的暴行の疑いで告訴された同国の有名映画監督アブデラティフ・ケシシュさんに対する捜査に関し「犯罪行為は明白でない」として訴追しないと決めたことを明らかにした。地元メディアが伝えた。

 ケシシュさんは容疑を否認していた。弁護士は「誇張した主張に道理が勝った」と述べた。

 当時29歳だった女優は18年にパリの住宅でケシシュさんらと夕食を取った際、飲酒後に眠りに落ち、目が覚めるとケシシュさんに下半身を触られていたとして告訴した。 ケシシュさんは「アデル、ブルーは熱い色」で13年にカンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを獲得したことで知られる。



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