立憲民主党の井上将勝埼玉県議(41)=さいたま市見沼区選出=が、東京都内に購入したタワーマンションを資産として申告しておらず、選挙区内に居住実態がなかったとされる疑惑で、井上氏が議員辞職の意向を周辺に伝えたことが27日、分かった。複数の関係者が明らかにした。
井上氏は同日、党県連に離党届を提出した。
井上氏は平成23年に初当選し、現在3期目。県議会会派「埼玉民主フォーラム」に所属している。24年には、自らが代表を務めていた旧民主党見沼区支部の事務所について、使用実績がないにもかかわらず家賃などを政務活動費として不正に支出していたことが明らかになっている。
井上氏をめぐっては、県議会の自民党会派が、地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委員会)の設置の提案を検討している。