コロナで「バイトできず」特殊詐欺「出し子」容疑で逮捕





大阪府警本部

 高齢者から不正に入手したキャッシュカードで現金約45万円を引き出したとして、大阪府警高槻署は29日、窃盗容疑で山梨県内の無職少年(19)を逮捕したと発表した。同署は認否を明らかにしていないが、少年は「すし屋でアルバイトをしていたが、新型コロナウイルスの影響でバイトができず、金に困っていた」と供述しているという。

 逮捕容疑は4月24日、同府高槻市内のATM(現金自動預払機)で、同市内の80代の無職女性のカードを使い、現金約45万円を引き出したとしている。翌25日には別のATMからさらに約45万円が引き出されており、同署は関連を調べている。

 同署によると、同月24日夕、女性宅に市役所職員をかたる男から「保険金の過払いがあり、返還手続きをする」と電話があった。女性が口座情報を伝えると、銀行員をかたる男に電話が代わり、「カードの有効期限が切れている」といわれ、自宅を訪れた男にカードを渡すよう指示されたという。



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