一堂に会する閣議、約2か月ぶり開催 菅氏「良かった」

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再開した閣僚全員出席の閣議に臨む安倍晋三首相ら=29日午前、首相官邸(春名中撮影)
再開した閣僚全員出席の閣議に臨む安倍晋三首相ら=29日午前、首相官邸(春名中撮影)

  政府は29日午前、首相と全閣僚が首相官邸に一堂に会する通常方式の定例閣議を再開した。新型コロナウイルスの感染防止策として、緊急事態宣言発令後の4月10日以降、定例閣議は主に書類を回覧して順番に署名を集める「持ち回り」方式で開いており、通常形式での開催は同月7日以来約2カ月ぶり。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は29日の記者会見で「久しぶりに閣僚全員が実際に顔を見合わせて閣議を行うことができたことは良かった」と語った。政府は当面の間、毎週2回開催されている閣議のうち原則週1回は通常方式の定例閣議を開催。マスク着用や閣議室の換気などを徹底する。別の1回は持ち回りを継続する方針だ。

 また、政府は5月1日には閣議をテレビ会議方式で初めて実施しており、菅氏は「今後、先般の試行で明らかになった署名やシステム、保秘といった課題に対して、どのような対応が可能かを検討している」と重ねて述べた。

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