経団連の中西宏明会長は1日、報道陣の取材に対し、トランプ米大統領が6月末の開催を目指していた先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)を9月に延期したことについて、「すぐにでもG7で感染症対策を話し合ってほしかった」と述べ、延期には「問題がある」と批判した。
中西氏はさらに、延期やロシアやインドなどの参加を検討していることに関し、「大統領選挙に有利に働くかどうかの計算が働いた判断にみえる。まずは新型コロナウイルス対策を国際協調で進めていくべきだが、それがファーストプライオリティーになっていない」との見解を示した。