女児死亡6300万円賠償命令 保育施設側と宇都宮市に

[ad_1]



愛美利ちゃんの遺影を持ちながら記者会見を行う両親=3日、栃木県庁

愛美利ちゃんの遺影を持ちながら記者会見を行う両親=3日、栃木県庁
その他の写真を見る(1/2枚)

 宇都宮市の認可外保育施設「といず」で平成26年7月、当時生後9カ月の山口愛美利(えみり)ちゃんが死亡したのは施設と市に問題があったからだとして、両親が運営会社と市に計約1億1400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3日、宇都宮地裁であった。伊良原恵吾裁判長は運営会社や市などの責任を認め、計約6300万円の支払いを命じた。

 元施設長の木村久美子受刑者(63)については、愛美利ちゃんに適切な医療を受けさせず死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪などで懲役10年の判決が確定。今回の訴訟では、事件前に施設が不適切な保育を行っていたとの匿名通報を受けていた市の対応に問題があったかが争点となっていた。

 伊良原裁判長は、抜き打ちの施設への立ち入りや継続調査を怠った市の対応を「極めてずさんかつ不十分なもの」と指摘。市が適切な調査や指導などを行っていれば死亡事故が起きなかった可能性があるとして市の過失を認めた。ただ、不十分ながら調査は行っていたなどとして賠償額を減額した。

 施設側についても、愛美利ちゃんの熱中症の症状を認識しながら、水分補給や医師の診断を受けさせるなどの義務を怠ったとした。

 判決言い渡し後、会見した父親(54)は「市の調査が不十分だったことを認めた判決は評価したい。愛美利の死は無駄ではなかったとほめてやりたい」と話した。

[ad_2]

Source link