茨城空港愛称決定、有識者案の「Tokyo」はボツに





茨城空港(茨城県提供)

 3月に開港10周年を迎えた茨城空港(茨城県小美玉市)の海外向けの愛称について、大井川和彦知事は5日の記者会見で「Ibaraki International Airport」に正式決定したと発表した。有識者会議からは「Tokyo」を冠した案が提出されていたが、県民などから反対意見が相次いだことを踏まえ、大井川知事はシンプルで分かりやすい愛称とした。国内向けの愛称は「茨城空港」を継続する。

 決定した愛称は、ともにシンプルで分かりやすいことに加え、海外向けは国際空港であることが印象付けやすく、国内向けは県民に定着している点が評価された。

 一方、有識者会議から提案された「Tokyo Ibaraki International Airport」の愛称については「誤解を招く」「県民としての誇りがない」など批判的な意見が県に多数寄せられていた。

 有識者会議の提案について、大井川知事は「『Tokyo』を冠した愛称は、海外へ空港の営業を行う際のメリットが大きい」としたものの、「県民の反対の声を押し切ってまで『Tokyo』と付ける必要はない」と説明した。



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