走行中のJR中央・総武線の車内から消火器を線路に投げ入れるなどし運行を妨害したとして、警視庁武蔵野署は7日、威力業務妨害と器物損壊の疑いで、東京都杉並区宮前、会社員、三浦勝敏容疑者(37)を逮捕した。「今はよく思い出せない」などと容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、5月3日午後4時45分ごろ、三鷹駅を出発した中央・総武線の車内で、備え付けの消火器を外し、窓に投げつけて消火液を床に漏出させ、線路内に投棄。清掃や点検で運行に遅れを生じさせ、JR東日本の業務を妨害したとしている。
三浦容疑者は当時、酒を飲んでいたという。乗り過ごすなどして三鷹駅から折り返す途中で車内で暴れたとみられる。同じ車両内には他の乗客はいなかった。その後、三浦容疑者は降車したが、防犯カメラの映像などから関与が浮上した。