NY原油3カ月ぶり40ドル台 協調減産延長で価格下支え





ニューヨーク証券取引所(AP)

 7日のニューヨーク原油先物相場は主要産油国による協調減産の延長合意を受け上昇し、指標の米国産標準油種(WTI)の7月渡しが一時、1バレル=40ドル台をつけた。3月上旬以来、約3カ月ぶりの高値水準。

 新型コロナウイルスの感染拡大による経済停滞でエネルギー需要が急減し、4月には一時、マイナス40ドル台まで値下がりしたが、産油国による供給抑制により価格の下支えにひとまず成功した形だ。日本でもガソリン価格などに反映されるとみられる。

 サウジアラビアなど石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国は6日、6月末までの予定としていた日量計970万バレルの原油の協調減産を7月も続けることで合意。コロナ感染防止策として各国が導入した外出・移動制限も徐々に緩和され、市場では経済活動再開への期待も強まっている。(共同)



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