初日終値は130香港ドル ネットイース香港上場





中国ネットサービス大手、網易(ネットイース)の拠点=2018年10月、浙江省杭州市(三塚聖平撮影)

 【上海=三塚聖平】中国インターネットサービス大手の網易(ネットイース)は11日、香港証券取引所に株式を上場した。米ナスダック市場との重複上場となる。米中対立を背景に米国で中国企業を念頭に置いた規制強化の動きが進む中で、米上場の中国企業が重複上場する「香港回帰」が相次いでいる。

 公開価格は123香港ドル(約1700円)で、11日の終値は130香港ドルだった。同社はポータルサイト運営やゲーム事業などのネットサービスを幅広く展開し、米ナスダックには2000年に上場している。

 香港市場では、昨年11月に中国ネット通販最大手のアリババ集団が上場。ニューヨーク証券取引所との重複上場だった。今月18日には、ナスダックに上場するネット通販大手の京東集団(JDドット・コム)も香港で重複上場を予定している。



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