東海道新幹線に7月1日、新型車両「N700S」がデビューする。13年ぶりのフルモデルチェンジで、座席のリクライニングや揺れ軽減装置の改良で「ワンランク上の乗り心地」を実現。客室の防犯カメラ増設や停電でも自力走行できるリチウムイオン電池のバッテリー搭載で、安全対策も強化した。
本年度中に12編成、2022年度末までに計40編成となる見込み。山陽新幹線への乗り入れも想定され、列島の大動脈輸送を担う次世代のエースになりそうだ。
JR東海は13日、実際の営業運転で使う「N700S量産車」を東京-新大阪間で走行させ、報道関係者に内部を公開。本番までの最終的なチェックを残すだけとなる。
新幹線車両の象徴となる先頭形状は5万種類超のシミュレーションを経て、トンネル進入時の空気抵抗を低減した。