茂木敏充外相は15日の参院決算委員会で、新型コロナウイルス感染症の水際対策で実施している入国制限の緩和に関し、感染者数が少ない台湾を加えるかどうかを問われ、「どういう地域から受け入れるかについてはよく検討したい」と述べた。新型コロナをめぐる台湾の対応については「世界的に見ても非常に優れた対応をしていることは間違いない」と評価した。
政府はベトナム、タイ、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の入国制限の緩和を検討。近く政府対策本部の会合を開き、正式に決定する方針だ。
茂木氏は入国制限の緩和に向け、各国の新型コロナの収束状況や医療態勢、往来の頻度などの諸条件を見極める考えを示した。