河野防衛相、地上イージス停止で19日に山口県訪問





衆院安全保障委員会でイージス・アショア配備計画停止について答弁する河野太郎防衛相=16日午前、衆院第17委員室(春名中撮影)

 防衛省は地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」配備計画を停止した理由や経緯を説明するため、河野太郎防衛相が19日に配備予定地だった山口県を訪問し、村岡嗣政知事らと面会する方向で調整に入った。秋田県も近く訪問する予定。

 15日の計画停止の発表を受け、村岡氏は記者団に「突然で驚いた。詳細な説明を聞きたい」と語っていた。河野氏は16日の衆院安全保障委員会で「地元の皆さまにご迷惑をお掛けしてきた」と謝罪した。

 防衛省はこれまで、山口県の陸上自衛隊むつみ演習場に配備するイージス・アショアから迎撃ミサイルを発射後、切り離す推進装置、ブースター(補助推進装置)を演習場内に確実に落下させると地元に説明してきたが、それが難しいことが判明。河野氏は「約束を実現するため(の大幅改修)にコストと時間がかかり過ぎる」と計画停止を決断した。



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