ＪＡ全中会長選、一騎打ちに　徳島・中西氏と和歌山・中家氏

　全国農業協同組合中央会（ＪＡ全中）は１６日、任期満了に伴う次期会長選に関し、ＪＡ徳島中央会会長の中西庄次郎氏（６９）と、現職でＪＡ和歌山中央会会長の中家徹氏（７０）の２人の立候補で確定したと発表した。前回２０１７年の会長選と同様、一騎打ちの構図となった。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた農家への支援策などを巡って論戦になりそうだ。

　２人は１８日に所信説明会に臨み、選挙戦が本格的にスタートする。代議員による投票も同日始まり、７月３日に開票され、新会長が内定する。８月２０日の通常総会で正式に決まる流れ。任期は３年。

　新型コロナの影響で和牛など高級食材の需要が大きく落ち込んでいる。減少が続く農業の担い手の育成も継続的な課題で、両候補者がどのような対応策を打ち出すか注目される。