粗鋼生産8000万トン割れへ 橋本鉄連新会長「そのように推移」

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 日本鉄鋼連盟(鉄連)の橋本英二会長(日本製鉄社長)は16日に定例記者会見を行い、新型コロナウイルスの感染拡大により、令和2年度の粗鋼生産量が約9800万トンだった昨年度から2割程度減少するとの見通しを示した。

 橋本氏は5月上旬に行われた日鉄の決算会見で、2年度の粗鋼生産量が8千万トンを切るとの見通しを示していたが、16日の会見でも「残念ながら(現状でも)そのように推移している」と説明。「上期(4~9月期)の実力の粗鋼生産はせいぜい3500万トンぐらい」とした上で、「(残りの)4500万トンは前年同期比で9割の水準。(達成は)難しいのではないか」と述べた。

 いわゆる徴用工問題に絡み、韓国で差し押さえた日鉄の資産を現金化する動きが進んでいることについては、「コメントは差し控えさせていただきたい」と述べるにとどめた。

 橋本氏は同日付で鉄連会長に就任した。会見の冒頭には、新たに副会長となった前会長の北野嘉久JFEスチール社長が同席。北野氏は「新型コロナの感染拡大で世界経済が失速するなど、日本の鉄鋼業にとって大変厳しい1年だった」と振り返った。(井田通人)

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