任期満了に伴う7月5日投開票の東京都知事選が18日告示され、午前9時すぎの時点で無所属現職の小池百合子氏(67)と新人8人の計9人が立候補を届け出た。主な争点は新型コロナウイルス対策や来年に延期された東京五輪・パラリンピックの対応。各陣営には感染防止対策で密集を回避する動きが広がり、7月5日の投開票に向けてオンラインを活用した選挙戦が展開されそうだ。
他に立候補したのは、れいわ新選組の山本太郎代表(45)、無所属の元日弁連会長宇都宮健児氏(73)、無所属の元熊本県副知事小野泰輔氏(46)=維新推薦=ら。他に諸派でNHKから国民を守る党の立花孝志党首(52)=N国推薦=らを含む10人以上が出馬を表明している。
立憲民主、共産、社民の3党は宇都宮氏を支援し、公明党は小池氏を実質支援する方針。自民党と国民民主党は自主投票を決めた。
都選挙管理委員会によると、17日現在の選挙人名簿登録者数は1146万8938人。前回知事選の告示日前日(2016年7月13日)に比べて約19万3500人多い。