米労働省が18日発表した13日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比5万8千件減の150万8千件だった。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため行われてきた外出制限や休業などの措置が緩和され、11週連続で減少。経済は再開が進むが、申請件数は依然高水準だ。
失業保険申請件数は雇用の先行指標として知られる。給付を受け続けている失業保険受給者総数は6日までの週で、6万2千件減の2054万4千件となった。
5月の雇用統計では、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が、過去最大のマイナス幅だった4月から増加に転じ、底打ちの兆しも出ている。(共同)