千葉県、休業要請を全面解除　東京などへの移動制限も

　千葉県は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためライブハウスや接待を伴う飲食店などに出していた休業要請を１９日午前０時に解除した。他業種への休業要請は既に解除しており、４月１４日に出された県内の休業要請は全面解除されたことになる。

　感染者が多い東京都、神奈川県、埼玉県、北海道との間の移動制限も併せて解除された。

　イベントについても１９日から段階的に上限人数を緩和する。ただ、上限人数に満たない場合でも密閉空間で大声を発したり管楽器を使用したりするイベントについては主催者に慎重な対応を求める。

　県は、隣接する東京都や県内での感染拡大を受け、３月２６日に週末の都内への不要不急の外出自粛を県民に要請。４月２日には県内も外出自粛の対象に加え、政府が緊急事態宣言を発令した同７日からは期間も終日に拡大された。

　同１４日からは幅広い業種への休業要請を実施。同１７日には飲食店に対し、酒類の提供を午後７時以降は自粛するよう求める要請を出した。

　その後、県内の感染者数が減少に転じたことを踏まえ、５月２２日に図書館や博物館などの文化施設への休業要請を解除。同２５日に緊急事態宣言が全面解除されると、同２６日以降、休業要請の解除対象を段階的に拡大させてきた。

　酒類提供の自粛要請も同日に午後１０時までに緩和された後、６月１２日に全面解除された。外出自粛要請は同１日から東京都、神奈川県、埼玉県、北海道との間の移動制限だけに緩和されていた。