同じ構造の台車異常なし 京成・青砥駅の脱線事故受け調査

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脱線した車両の台車の亀裂=12日(京成電鉄提供)

脱線した車両の台車の亀裂=12日(京成電鉄提供)

 京成電鉄は19日、青砥駅(東京都葛飾区)で停車直前の普通電車(8両編成)が脱線し、台車に亀裂が見つかった事故を受け、同じ構造の台車を点検した結果、他に異常は確認されなかったと発表した。

 同社によると、脱線したのは同じ京成グループの北総鉄道から借りていた車両で、両社が所有する同じ構造の256台車を点検した。今後、他の台車も点検するという。

 事故は12日午前発生。後ろから2両目に当たる7両目の後部の車軸が進行方向の右側へ約20センチ、レールから外れ、台車に亀裂が見つかった。また7両目のパンタグラフが外れ、架線に引っかかった。けが人はいなかった。

 運輸安全委員会が原因を調べており、京成電鉄は「多大なご迷惑をかけ深くおわびする。原因究明に向け協力し、再発防止に取り組む」とのコメントを出した。

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