5900万円脱税疑いの不動産会社を告発 東京国税局

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 法人税約5900万円を脱税したとして、東京国税局査察部が法人税法違反の疑いで、不動産会社「ことは」(東京)と佐藤儀範社長(48)を東京地検に告発したことが23日、関係者への取材で分かった。

 同社は取材に「査察を受けたことは事実。国税局に従って既に修正申告した」とコメントした。

 関係者によると、昨年3月期に都内の不動産を売買した際、取引とは無関係の不動産関係者と虚偽のコンサルティング契約を結んで架空の経費を計上し、約2億2800万円を隠した疑いがある。隠した資金は現金で社長室に保管するなどしていた。

 信用調査会社によると、ことはは住宅の開発や販売を手掛け、昨年3月期の売上高は約32億円だった。

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