菅義偉(すが・よしひで)官房長官は23日午前の記者会見で、新型スーパーコンピューター「富岳」がスパコンの計算速度の世界ランキング「TOP500」で1位になったことについて「大変喜ばしいことで、関係者の努力に心から敬意を表したい」とたたえた。
菅氏は「富岳は開発途中だが、現時点で活用可能な一部のシステムを提供し、飛沫(ひまつ)の飛散に関するシミュレーションを行うなど、新型コロナウイルス感染症対策にも貢献している」と説明。「引き続き、わが国が直面するさまざまな課題の解決に資する成果が生み出されることを大いに期待したい」と語った。