人工知能(AI)ベンチャーのプリファードネットワークス(東京都千代田区)は23日までに、自律移動型の作業ロボットを開発したと発表した。今後、ハードウエアの量産設計を進めるとともに、企業や医療機関などの協力を得て、使い勝手などを確認する実証実験も行う考え。
同社が開発するのは、ロボットアームと作業用ハンドを備えた「マニピュレーターロボット」と呼ばれるもの。ソフトとハードの両面から、プリファードが統合的に開発や設計に携わっている。将来的には自律走行による搬送業務や、感染症対策での無人消毒業務などでの活用を想定している。
このロボットの開発案件は、経済産業省の令和2年度「グローバル・スタートアップ・エコシステム強化事業補助金」に採択されている。