埼玉県の大野元裕知事は23日、自宅で療養している新型コロナウイルスの軽症者らの台風上陸時の避難方法に関し、地域の避難所で受け入れるのではなく、県が確保したホテルに台風最接近の48時間前までに移送すると表明した。県議会一般質問で答弁した。
大野知事は「市町村が運営する避難所では対応に限界がある。医師や看護師がいる県のホテル療養施設に避難することが適切だ」と強調した。
県は入院の必要がない軽症者や無症状者に対し原則としてホテルで療養するよう促しているが、子供の世話や親の介護などの事情がある場合は自宅での療養も認めている。