「鉄腕アトム」などで知られる手塚治虫ら戦後の漫画界を支えた巨匠を輩出した木造アパート「トキワ荘」(東京都豊島区南長崎)の復元施設「トキワ荘マンガミュージアム」が27日、7月7日の開館を前に報道陣に公開された。3月下旬に開館予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていた。
トキワ荘には昭和20年代後半から30年代にかけて、手塚や石ノ森章太郎、赤塚不二夫らが暮らし、老朽化のため昭和57年に解体された。ミュージアムは30年代半ばの外観を忠実に模してつくられ、2階の4畳半の居室も机や家具などを可能な限り再現。漫画家らの当時の生活が感じられるつくりとなっている。1階は企画展示などが行われる。
一般公開は予約制で、28日から公式サイトで予約を受け付ける。入場無料。