テレビ東京を6月いっぱいで退社した元キャスターの大江麻理子さん(46)が18日、テレ東BIZの配信番組に登場した。
「大江麻理子の1票の流儀」と題し、同局退社後、始めてのメディア出演。看板番組WBSのキャスター時代と変わらぬさわやかなたたずまいでカメラに向き合い、同局WBSデスクの篠原裕明氏の進行でさまざまな質問に答えていった。
「政治家のインタビューで“この人、手強かったな”という人は誰ですか?」と聞かれると「政治家の皆さんどなたも手強いですよ。やはり信念があって政治家になっている方がほとんどですから。そこを尊重しながら話しを聞き出すということを心掛けていましたが、常に難しかったですね」と振り返った。そして「違う意味で難しかったのは…」と前置きした後で「WBSのキャスターの先輩でもある小池百合子さん」と明かした。
「初代キャスターと後輩キャスターという立場だからこその手強さはありましたね。毎回お会いするたびに“今、WBSの視聴率はどれぐらいなの?”って聞かれて“ウーッ”って」と驚きのエピソードを披露。「戦略的な先制パンチだったかも知れませんね」という篠原氏に「そうなんですかね。小池さんの時代の視聴率がどれぐらいか把握していませんが、毎回“ウーッ”って」と笑顔で説明した。
篠原氏が「ウーッってなった状態でインタビューが始まっていたんですね」と言うと「そうなんですよ。心理的に先制パンチを食らっていました」とユーモアを交えて語った。
大江さんはフェリス女学院大卒業後、2001年にテレビ東京に入社。07年から「モヤモヤさまぁ~ず2」で初代アシスタントを務め上品なたたずまいと飾らないキャラクターで人気に。米ニューヨーク支局を経て、14年に「ワールドビジネスサテライト(WBS)」のメインキャスターに就任。報道番組でも力を発揮した。同番組には3月まで出演した。
退社の理由について、同局は本紙の取材に「ゆっくりしたいと伺っています」と答えた。今後については「当面はフリーでの活動や他局に出演することはないと聞いています」と話していた。
プライベートでは14年にマネックスグループ代表執行役会長の松本大氏と結婚している。