英調査会社IHSマークイットは1日、中国の6月の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が51・2だったと発表した。前月から0・5ポイント上昇し、回復基調が続いた。新型コロナウイルス対策による規制が緩和され、企業活動の正常化が進んだとしている。好不況を判断する節目の50を2カ月連続で上回り、今年に入って最も高い数値となった。
内需が勢いを取り戻し、新規受注が伸びた。一方で、輸出向けは下落しているという。雇用も振るわなかった。
業界全体に先行きに対する楽観的な見方が広がっているとしている。
中国当局が6月末に発表した同PMIも50・9と、前月から上昇した。(共同)