2日午前の東京株式市場の日経平均株価は前日終値を挟んで不安定にもみ合った。新型コロナウイルスの感染者数増加が警戒された一方、IT関連の銘柄は総じて好調で、相場全体は方向感を欠いた。
午前10時現在は前日終値比20円40銭高の2万2142円13銭。東証株価指数(TOPIX)は5.65ポイント高の1544.26。
米国では南部や西部州を中心に感染者数が大きく増え、店舗営業の停止などで流行の抑制を図る動きが広がった。日本でも連日100人を超える新規感染が報告され、経済活動の停滞懸念が強まった。製造業の銘柄が幅広く売られた。
半面、コロナ下でもソフトウエアやインターネット通販のサービスは需要が拡大するとの観測から、情報通信株や陸運株の一角が買われた。