【シネマプレビュー】カセットテープ・ダイアリーズ

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 英国のパキスタン移民の子、ジャベドがブルース・スプリングスティーンの歌と出合って成長する。変わった設定に思えたが、英紙記者の実話がベース。

 舞台は1987年頃。映画で「スプリングスティーンは時代遅れ」とされるが、父親との確執や差別など、悩みを抱えたジャベドだからスプリングスティーンが歌う「米国の夢」に激しく胸打たれたか。

 突然のミュージカル調に戸惑うが、劇中で流れる16曲のスプリングスティーンの歌のメッセージは、今も力強い。原題「光で目もくらみ」も彼の歌の題名。

 3日から東京・TOHOシネマズ日本橋、大阪ステーションシティシネマなど全国公開。1時間57分。(健)

★★★☆

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)

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